平成14年度
12月分
栄善さんの
住職日記

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12/31
(火)
平成14年もきょうで終わりです。朝からお手伝いのお坊さんたちとともに、お正月の準備などで走り回りました。風邪もおかげさまで治りかけです。
今晩から、明朝にかけて忙しいことでしょう。頑張ります。
今年一年間、本当にありがとうございました。そして、来年もよろしくお願いいたします。
12/30
(月)
頭があがりました。しかし、本調子ではありません。お葬式が2件ありました。声が出にくいので、お経にもかなり影響して、申し訳なかったです。悪声でごめんなさい・・・
本日より2人のお坊さんが、お正月のお手伝いで来ていただきました。毎年お世話になっている人たちですが、今年も相変わりませず、よろしくお願いいたします。今年もあと残すところ明日一日となりました。明日は除夜の鐘です。何人の方がお参りにきていただけるのでしょうか。楽しみです。
12/29
(
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風邪が治りません。熱が38度ほどあり、声も出ません・・・ところが、お葬式が2件もあって本日はお通夜でした。6時と7時と続けてありました。声は出ないし、頭はボーッとしているしで、申し訳なかったです。一生懸命拝ませていただきましたが・・・
その中のお一人は、今回の風邪からのショック死であったとのこと。本当に今回の風邪はきついです。年末年始、皆さんも風邪をひかないように気をつけてくださいね。
夜になって少しマシになってきたような気がします。
12/28
(土)
風邪がよくならず、お参りを休みました。おかげで少しましになったような気がします・・・しかし、まだ熱が38度ほどあります。
12/27
(金)
風邪をひいてしまいました・・・39度3分まであがりました。今年の風邪はきついと聞いていましたが・・・つらいです。
12/26
(木)
今朝起きると境内は真っ白でした。えらく寒いなーと思っておりましたが、夜に雪が降ったのですね。
檀務のあと、お正月の飾りつけなどをしました。夕方は、今年最後の忘年会に出かけました。少し風邪気味なのか、鼻水が少しで出したので、早い目に帰宅しました。
12/25
(水)
檀務が終わったあと大阪に行きました。お正月用品の買出しです。大阪の町は例年ですと活気にあふれていると思いますが、少し寂しかったかな・・・不景気が続きますね。
先日、あるホームページを見ていますと、とってもいいお話が載っていましたのでご紹介します。一休さんのおはなしです。一休さんはとんちで有名なお坊さんですが、実は本当にとても偉いお坊さんでした。一休さんにまつわるお話はたくさん残っています。ここに紹介するおはなしは、一休さんが住職をしていた大徳寺で亡くなる直前に大勢の弟子達に対してされたことについてです。一休さんは枕もとに弟子達を集めてお話を始められました。お前達、わたしが亡くなった後も手と手をとりあってお互いに助け合い、この寺を守っていってくれ。だけど、どうしても困ったときはこの手紙を見なさい。と言って封印された手紙を渡されました。一休さんが亡くなられ、何年も経過したあるとき、どうしても困った出来事が起りました。そこで弟子達は一休さんが残された手紙の封印を切り中を見てみました。するとそこには
「心配するな。どうにかなる」
と書いてあったそうです。
12/24
(火)
本日はクリスマスイヴ。街はクリスマス気分で盛り上がっていました。私宅はお寺ですが、とりあえずキリストさまのお祝をさせていただきました。しかし、クリスマスに便乗して何でもが少し高いような気がします。如何なものでしょうか??
お寺の横に教会があるのですが、朝から晩までカランカランと鐘の音が聞こえていました。メリークリスマス。
12/23
(
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本日は天皇誕生日にて休日。お誕生日おめでとうございます。お元気でお過ごしくださることをお祈り申し上げます。
夕方一本の電話がかかってきました。某 新聞社からでした。道路交通法が変わり飲酒ドライバーに対する取締りが強化されたが、鷲林寺では初詣の人たちにふるまう“お神酒”について規制しますか?という質問でした。
確かに毎年“お神酒”として、お寺の下にある某 酒造会社から献酒されるお酒を参拝の方にふるまってはいますが、当然お寺としては運転される人は飲まれないものと思っておりますし、それはドライバーの良識の問題であると思います。道路交通法が変わったから、それによって“お神酒”を取りやめるということもおかしいのではないでしょうかとお答えしておきました。
確かに、お酒を飲んで運転する人も、お酒をすすめた人も罰せられると聞きますが、今のところそこまでは考えておりません。皆さんはどう思われますか?
12/22
(
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檀務にて走りました。今年も残すところあと一週間あまりです。なぜ12月はこんなにバタバタするのでしょうか??「師走」ともいいますが・・・もっとも「師走」の“師”はお坊さんという意味で、普段お寺で勤行したり掃除をしたりしているお坊さん(今は少し様子が違ってきていますが・・・)もバタバタ忙しそうに走るので「師走」というのですが・・・同じ一日は一日で別段変わらないのに、お正月が来るというだけでバタバタしますね。
しかし、区切りという意味では、お正月がなければ“のんべんだらり”と暮らしてしまうのでしょう。いずれにしてもあと一週間余り・・・最後の追い込みです。頑張りましょう!!
12/21
(土)
一日中雨でした。今年最後の例祭日・・・大雨の中、大勢の方がお参りいただきました。本当に一年間ありがとうございました。きょうは、家族の忘年会で,今から出かけます。
12/20
(金)
一日中、年賀状の作成に追われていました。明日,投函できる予定です。きょうも日記が書けません・・・
12/19
(木)
本日も大掃除です。毎日,鼻の穴まで真っ黒になります。日記が書けなくてごめんなさい・・・
12/18
(水)
檀務のあと、大掃除をしました。いよいよ年の瀬の行事がはじまりました。皆さんも頑張りましょう。
12/17
(火)
朝起きてびっくりしました。昨晩は、風がきつくヒューヒューと音がしていました。その風がひどかったのでしょう。境内は一面杉の枯葉でいっぱいでした。これだけ多くの杉の枯葉が一度に落ちるのも珍しいことです。朝一番から掃き掃除でした。
年賀状の作成、お正月の準備と忙しくなってきました。皆さんも健康には十分気をつけて良いお年をお迎えください。
12/16
(月)
お葬式がありました。88歳のおばあさんでした。ご長命とはいえ、ご家族にとってはいつまでも生きていただきたいと願うのは誰でも一緒です。私たちお坊さんの役割のひとつにお葬式の執行があります。お葬式をするたびに色々と考えさせられます。懇意にさせていただいている方との別れは本当に辛いものです。生・老・病・死のことを四苦といいますが、この世の無常を感じます。
だけど、きのうという日には帰れないわけだし、きょう・今という瞬間に戻りたいと思っても戻れないのが現実です。その一瞬を悔いのないように精一杯生きることが大切だと思うようになりました。人間、誰しもがいつかは死ななくてはならないのですが、それまでの時間を明るく楽しく生きていこうと自分に言い聞かせています。
12/15
(
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きょうは日曜日のため、法事などの檀務が忙しかったです。きょうの日中は比較的あたたかく感じました。お正月が目の前に迫ってきました。町も段々とあわただしくなってきました。
12/14
(土)
檀務にて夕方までかかりました。
夕方より、大阪ドームに出かけました。桑田圭佑さんのコンサートに行きました。大阪ドームは始めて行ったのですが広いですね〜 ドームの中は老若男女で一杯でした。何人ぐらい来ておられたのでしょう??さすがに桑田さんのファンの層は幅広いですね。
桑田さんの時代にデビューしたアーティストはたくさんおられますが、今も人気があって多くのファンから指示されているのは桑田さんぐらいのものでしょう と一緒に行った人が言っていました。コンサートを拝見して、なるほどその通りだと思いました。ファンに対する「愛」を感じました。
いつも思いますが、ファンに感動を与える人はみんな一生懸命です。プロですね。
私たちお坊さんも、感動を与えるお経・お説教といっては少しおかしいですが、そのような形で接しなくてはならないなと感じました。感動を与えてくれてありがとうございました。
12/13
(金)
今朝も寒かったです。凍るような冷たさです。
日中、高野山に電話しますと、雪が少々積もっているとのことでした。今年は暖冬になるとの予報を耳にしたような記憶がありますが、厳しい寒さになるような気がします。因みに、ここ鷲林寺では昼頃から雪がちらつきました。
いよいよお正月まで2週間ちょっとです。年賀状もまだ書いていません。頑張らなければ・・・
12/12
(木)
朝のお勤めがきつくなってきました。とにかく寒いです。
お堂のなかで行法(ぎょうぼう)といって、真言宗独特の方法での瞑想のようなものを修法するのですが、とにかく寒くなってきました・・・
寒さに気をとられているようでは、まだまだだとはわかっていても寒いですね。
夕方、友人が遊びにきました。あいにく彼は風邪をひいていて、少々苦しそうでした。悪い風邪が流行っているようです。皆さま、風邪には十分注意しましょう。今回の風邪はきついらしいですよ。
12/11
(水)
お参り先での出来事。勤行が終わって、そのお家の奥さんとお話をしていました。先日の落慶法会にお参りしていただいたそうです。お堂の中に入ることができず、テントの中に設置されたモニターで法会の様子を見ていたそうです。そこには護摩を焚く私の姿が映し出されいたそうです。その顔を見ていると、何かしら、幸せそうに見えたとのこと。その幸せそうな顔を見て、私も幸せになれそうな気がしました・・・ とのお話を頂きました。
確かに、念願の護摩堂が完成して、無事に落慶法会を迎えることができて、感謝の気持ちと満足な気持ちとが入り混じって、一生懸命護摩を焚かせていただきました。その気持ちが顔に表れていたのですね。
気持ちというものは顔にでるものだといわれます。私たちはお坊さんで、常に檀信徒の皆さまと接しています。ということは、常に顔を見られているということ。一日一日生活する中で、人間ですから楽しいこと 悲しいこと 辛いこと 腹たつこと・・・色々あります。だけど、その感情が顔に表れるということを気をつけながら人に接しなくてはいけないと改めて思いました。
ニコニコしていたら相手も何故か楽しい気持ちになるものです。いつも笑顔でいれるように心がけます。
高野山での修行中、薬師如来の“オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ”というご真言にかけて“オン コロコロ ハラタテマイゾヤ ソワカ”と言い換えて、自分の心を調整していたことを思い出しました。
12/10
(火)
今朝は冷え込みました。本堂の屋根がうっすらと白くなっていました。お参りのさきで檀家さんが言っておられましたが、六甲山は白銀の世界だったそうです。
檀務にて京都に行きました。京都も寒かったです。檀家さんに対しての挨拶も暮れ用になりました。
「良いお年をお迎えください」
いよいよお正月です。皆さん、お風邪などお召しになりませぬようお祈り申し上げます。
12/9
(月)
檀務が午前中で終わったため、お正月の準備をしました。本当に一年間は早いものです。きょうはすごく寒くなるということです。もしかしたら雪が降るかもしれません。因みに関東地方は雪が降ったそうです。
12/8
(
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朝から晩まで檀務で走り回りました。件数はそんなになかったのですが、檀家さんのお家へと次の檀家さんのお家の距離が離れていたため時間がかかりました。おまけに日曜日であったためか、かなり渋滞していました。少し寝不足ということもあって、運転中に居眠りしそうになりました。危ない危ない・・・ドライバーの皆さん、眠くなったら5分でも10分でもいいから休憩しましょう。結構回復するものですよ。
12/7
(土)
土曜日にて法事など檀務が夕方までかかりました。
夕方から、京都に向かいました。大仏師 松本明慶先生にお礼に行くためです。また、高野山の師匠が京都で用事があり、京都に来ておられるということで合流しました。師匠は松本先生の工房に行ったことがなく、一度行きたかったということです。土曜日の夕方ということもあってか、渋滞にまき込まれて、普段ならば1時間30分もあれば着くところが2時間近くかかってしまいました。
しかし、いつ行っても松本先生のところで修行されているお弟子さんたちは礼儀正しいです。いつも大きな声で挨拶されます。見習わなければならないといつも思います。
先生と少し会談後、大阪まででて食事をして帰宅しました。
明日から寒くなるということです。雪がちらつくかもしれないと天気予報で言っていました。皆さん、風邪などひかれないように木をつけて下さい。
12/6
(金)
落慶法会のあとの処理に追われていました。何事も準備と後片付けが大変ですね。
午後6時から近隣のお寺さんの忘年会が開催されました。この地区は近隣のお寺さん同士が大変仲が良く、よく一緒に集まって勉強したり話をしたりします。本日も色々な話に花が咲いていました。今年一年 色々ありましたが、来年も仲良くやっていくことを約束し解散しました。
このところ不景気が続いていますので、忘年会がめっきり減ったということです。私も3つほどで終わりです。景気が回復してくれるよう祈るばかりです。
12/5
(木)
西宮市仏教会主催にて年末助け合い托鉢が行われ参加しました。本来ならば12月1日に実施するのですが、1日は日曜日であつたという理由から本日の実施となりました。甲子園地区をまわりました。托鉢にて集まった浄財は全額、西宮市に寄付いたしました。托鉢終了後に会長さまとともに西宮市役所に行き、西宮市長直々に浄財を手渡しました。
午後6時からハワイからのお客さまが来日され、大阪での食事会にお招きにあずかり行かせていただきました。
12/4
(水)
午前6時からの朝勤行に参加し、午前9時から一流伝授を受講しました。昨日に引き続いて重要な箇所の伝授で、大変勉強になりました。午前9時から午後3時まで、みっちりと勉強しました。
伝授終了後、高野山を下り家路につきました。3日間もお寺を留守にして申し訳ございません。また、明日から頑張ります。
12/3
(火)
午前7時過ぎに皆さんとわかれ、ひとり寂しく自家用車で高野山に向かいました。本日は以前より受講している一流伝授の勉強があり、本来ならば最後まで仏教会に参加させていただきたかったのですが、高野山に向かいました。
車で焼く4時間走り、昼前に高野山に到着しました。
伝授の内容は重要な箇所であり、大変充実した内容でした。
この伝授もお世話になり始めて、かれこれ1年半になります。大阿闍梨さまをはじめ、お世話になっている方々にお礼をこめて会が催されました。
午後6時から、三宝院広間にて約30名ほど集まって、大阿闍梨さまを囲んでひとときを楽しみました。また、明日午前9時から午後3時まで伝授があります。
12/2
(月)
西宮市仏教会主催にて成道会(じょうどうえ)が開催されました。西宮市仏教会では、成道会として隔年に会員の親睦をかねて仏跡参拝を実施しています。今回は、伊勢神宮の参拝と、三重県の仏教施設の参拝でした。また、仏教会の行事ではありますが、結衆寺院もお誘いしての会となり合計22名の参加となりました。
わたしは明日、高野山で一流伝授が開催されるため別行動となります。今夜の宿泊先から明朝高野山に移動するため自家用車を出しました。
一行を乗せたバスは一路伊勢神宮にむけて出発。伊勢神宮では、結衆寺院住職の知り合いの宮司さんがおられました。そのおかげで、内宮参拝の折に玉砂利の中まで入れていただき、心身ともに清まりました。
また、お神楽のご祈祷も受け、気持ちよく伊勢神宮の参拝ができました。外宮にお参りしたのち賢島にむかいました。宿泊したホテルも素晴らしく、楽しい夕食でした。
12/1
(
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本日から師走。本当に一年経つのが早いです。毎年思いますが、お盆が終わってからお正月までとても早く感じるのですが、私だけでしょうか・・・
本日は檀務が大変忙しかったです。昨日の落慶法会の疲れもあってか、少々体がだるかったです。しかし、お参りに行かせていただいた檀家さんから
「昨日の落慶法会お参りさせていただきましたよ。よかったですよ」
と声をかけていただき、大変うれしかったし、疲れも吹き飛びました。
明日から西宮市仏教会主催の成道会(じょうどうえ)にて伊勢方面に出かけます。仏教会では隔年に成道会として仏蹟参拝を実施します。今年は、三重県の仏蹟を参拝し、その途中で伊勢神宮に参拝する予定です。
また、引き続いて12月3日・4日の二日間、高野山で一流伝授が開催され参加します。今回は伊勢から高野山に向かわなくてはなりません。少しハードスケジュールですが、三日間頑張ってきます。よって、住職日記は12月4日にまとめてUPします。